東洋埠頭/売上高は前年比3・1%減、経常利益は前年比21・9%増(平成29年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) ) 決算短信 2023.06.17 平成29年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 29年3月期第3四半期 23,719 △3.1 1,267 7.4 1,468 21.9 971 28.5 28年3月期第3四半期 24,474 0.7 1,179 18.5 1,205 16.1 756 ― (注)包括利益 29年3月期第3四半期 1,626百万円 (97.5%) 28年3月期第3四半期 823百万円 (222.8%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第3四半期連結累計期間、当社グループは、グループ各社の連携を一層強化し、 営業の拡大、経営基盤の強化、社会的責任の向上に取り組んでまいりました。しか し、埠頭・倉庫業界は、荷動きが低迷し、厳しい経営環境で推移しました。 国内総合物流事業では、輸入貨物の入出庫数量が減少し、保管残高も前年同期を 下回りました。また、国際物流事業では、ロシアの景気低迷により、厳しい状況が 継続しました。この結果、営業収入は前年同期を下回りました。一方、業務の改善 に努め、また原油価格の下落による電気料や燃料費の減少等があり、営業利益は前 年同期を上回りました。また、前年同期には為替差損を計上しましたが、今期は為 替差益を計上したことにより、経常利益、最終利益は前年同期を大きく上回りまし た。 当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、営業収入は237億 1千9百万円(前年同期比7億5千5百万円、3.1%の減収)、営業利益は12億 6千7百万円(前年同期比8千7百万円、7.4%の増益)、経常利益は14億6千 8百万円(前年同期比2億6千3百万円、21.9%の増益)、親会社株主に帰属す る四半期純利益は9億7千1百万円(前年同期比2億1千5百万円、28.5%の 増益)となりました。 セグメントの概況は次のとおりです。 ○ 国内総合物流事業 国内総合物流事業の営業収入は、222億7千2百万円、前年同期比2. 5%の減 収となりましたが、業務改善や、電気料及び燃料費の減少等により、営業利益は11 億9千3百万円、前年同期比10. 3%の増益となりました。 ≪倉 庫 業≫ 倉庫業の営業収入は、75億2千1百万円、前年同期比1.1%の減収となりまし た。 入出庫数量は、263万トン(前年同期265万トン)でした。普通倉庫貨物は、 合成樹脂、木材は増加しましたが、タイヤ原料、米は減少しました。輸入青果物は、 キウイ、アボカドが増加しましたが、産地の天候不良等によりバナナ、パイナップル は減少しました。冷蔵倉庫貨物は、加工食品は増加しましたが、ジュース、水産物は 減少しました。 平均保管残高は、26万トン(前年同期30万トン)でした。麦、米が大幅に減少 したほか、タイヤ原料、合成樹脂も減少しました。 ≪港湾運送業≫ 港湾運送業の営業収入は、53億4千8百万円、前年同期比4.2%の減収となり ました。 ばら積み貨物の取扱数量は、372万トン(前年同期374万トン)でした。前年 度7月より開始したバイオマス発電用燃料が通期で寄与しましたが、石炭や残土は減 少しました。 ばら積み貨物以外の一般貨物の取扱数量も減少しました。 コンテナ取扱数量は、141千TEU(前年同期136千TEU)でした。主に、 志布志港での取扱いが増加しました。 ≪自動車運送業≫ 自動車運送業の営業収入は、41億7千7百万円、前年同期比1.3%の減収とな りました。 タイヤ原料等輸入貨物の取扱いが減少しました。 ≪その他の業務≫ その他の業務の営業収入は、52億2千5百万円、前年同期比3.6%の減収とな りました。 施設賃貸は前年同期を上回ったものの、輸入貨物の取扱いが減少し、これに伴う収 入が減少しました。 ○ 国際物流事業 国際物流事業の営業収入は、16億6千9百万円、前年同期比10. 2%の減収、 営業利益は6千6百万円、前年同期比27.1%の減益となりました。 主力であるロシアにおいて、倉庫、運送業務が低迷しました。 (略)