日本ペイントホールディングス/米国塗料メーカー Dunn-Edwards Corporation 社の株式を取得(子会社化) SCM・製造拠点 2023.06.17 米国塗料メーカー Dunn-Edwards Corporation 社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ 当社は、2016年12 月22日の取締役会において、当社の米国連結子会社であるNippon Paint(USA) Inc.が、 同社が新しく設立する特別目的会社(以下、「当社 SPC」)と DE Parent Corp.(以下、「DE Parent 社」)を合併 させる手法を通じて DE Parent 社の全株式を取得すること(以下、「本取引」)により、DE Parent 社及びその 傘下の事業会社である Dunn-Edwards Corporation(以下、「DE 社」)を完全子会社化することを決議いたしま したので、お知らせいたします。 記 1.株式取得の理由 当社は、2015 年度よりスタートさせた3ヶ年の中期経営計画(以下、「現中計」)を、売上・収益の拡大、 戦略事業・戦略地域でのリーディングポジション獲得に向けた基盤づくりと位置付け、ありたい姿として 「Global Paint Major」を目指しております。加えて、現中計では、成長と収益性の両立を実現すべく、成長 性・収益性の高い汎用塗料分野の事業割合向上を目指しております。更に、中国・アジア事業を一層強化する と同時に、中国・アジア事業に次ぐ「第2、第3の柱」の構築を進めております。 今回、株式を取得する DE 社は、1925 年の創業以来、プロ向け建築用塗料の製造・販売を主力事業とし、北 米の中でも市場成長率が高く、加えて今後も安定成長が期待できる米国南西部においてリーディングポジショ ンを確立しております。DE 社は、様々な顧客ニーズに対応する幅広い製品ラインナップ、地域密着型の直営 店を 130 店舗展開するリテール販売網、歴史と品質に裏打ちされたブランド力を強みとし、事業展開を行って いる地域において高い販売シェアを有しております。 当社は本取引により、従来より自動車用塗料が中心であった米国市場において、建築用塗料の製造・販売を 本格化するための事業プラットフォームを獲得することとなり、今後は、DE 社の有するリテール販売網を活 用することで、米国での更なる事業拡大を実現いたします。本取引が、当社が目指す「Global Paint Major」 の実現に、大いに貢献するものであると確信しております。 なお、本取引においては、米国内に設立する当社 SPC と DE Parent 社との現金交付合併手続きを通じて、既 存の DE Parent 社株主より現金を対価として DE Parent 社株式を取得いたします。最終的には当社 SPC を DE Parent 社が吸収し、DE Parent 社を存続会社とすることにより、DE Parent 社を当社の子会社といたします (いわゆる逆三角合併(Reverse Triangular Merger))。 2.異動する子会社の概要 (DE Parent 社) (1) 名称 DE Parent Corp. (2) 所在地 アメリカ合衆国カリフォルニア州 (3) 代表者の役職・氏名 Karl Altergott, President & CEO (4) 事業内容 子会社の管理及びそれに附帯または関連する業務 (5) 資本金(連結) 44 百万 US ドル (6) 設立年月日 2016 年3月 22 日 (略) (DE 社) (1) 名称 Dunn-Edwards Corporation (2) 所在地 アメリカ合衆国カリフォルニア州 (3) 代表者の役職・氏名 Karl Altergott, President & CEO (4) 事業内容 建築用塗料及び工業用塗料の製造・販売 (5) 設立年月日 1925 年8月 21 日 (6) 大株主及び持株比率 DE Parent 社(100.0%) (略) 5.日 程 (1) 取締役会決議日 平成 28 年 12 月 22 日 (2) 契約締結日 平成 28 年 12 月 22 日 (3) 株式取得完了日 平成 29 年3月初旬見込み 6.今後の見通し 本件取引による当社の連結業績に与える影響につきましては、今後精査を行い、業績予想の修正等、開示す べき事項が発生した場合は速やかに開示いたします。