山九/RAPIDプロジェクト エチレン製造設備の建設工事を開始 SCM・製造拠点 2023.06.17 RAPIDプロジェクト エチレン製造設備の建設工事を開始 山九株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村公大)のマレーシアにおける現地法人「山九マレーシア株式会社」(本社:クアラルンプール、社長:森野育雄)は、マレーシアの一大国家プロジェクトである”(※)RAPIDプロジェクト”のうち、エチレン製造設備の建設工事を開始しました。 ※Refinery and Petrochemical Integrated Developmentの略 今回建設するエチレン製造設備はスチーム・クラッカーコンプレックスと呼ばれるナフサから高収率でエチレンを生産できる設備です。同プロジェクトにおける最重要設備であり、総据付重量約30,000トン、1日当たりの動員数500人の大型建設工事となります。 Toyo Engineering & Construction Sdn. Bhd.(東洋エンジニアリング殿のマレーシア現地法人)より2015年10月に受注し、工期は2016年6月から2018年8月までを予定しております。過去のシンガポールでのエチレンプラント建設、東南アジアやマレーシアでの各種プラントの据付工事実績が評価されました。 ”RAPIDプロジェクト”は、マレーシアの経済変革プログラムの一環であり、30万B/Dの製油所と年間770万トンの石油化学製品を生産する石化プラントからなる同国最大の最新鋭製油所をジョホール州プングランで建設するものです。今回のスチーム・クラッカーのコンプレックス建設は同プロジェクトの中核を担います。 今後も山九グループは、プラント建設工事における実績に基づいた技術力、対応力を結集させ、グローバルに石油産業の発展に寄与してまいります。 <山九マレーシア株式会社について> 1979年開設、従業員数600名(日本人17名)。石油化学関連の日常保全作業や定修工事のほか、陸・海・空を駆使した国内物流や国際物流、機工作業、倉庫業などを請け負う。