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日本郵船/フィリピン商船大第6期生117人が卒業

物流全般 2023.06.17

当社フィリピン商船大第6期生117人が卒業
―「自己研鑽を重ね優位性を確立してほしい」と激励―

2016年11月14日

当社がフィリピンのトランスナショナル・ダイバーシファイド・グループ(以下TDG、注)と共同運営する商船大学NYK-TDG MARITIME ACADEMY (以下NTMA)の卒業式典が11月7日、マニラ近郊の同校で行われました。

式典には、労働雇用庁のシリアコ ラグンザッド 3世(Ciriaco Lagunzad III)次官を初め多数の来賓を迎え、当社代表取締役社長の内藤忠顕、TDGのロベルトC.デルガド(J. Roberto C. Delgado)会長らが出席し、2012年に入学した第6期生117人の卒業を祝いました。

社長の内藤は祝辞の中で「今こそ諸君が違いを生み出す時。海運業界を取り巻く環境が厳しい中、成長し続けていくには優位性の確立が重要。先輩方が築き上げてきた基盤を引き継ぎ、技術や専門知識の学習を怠らず自己研鑽を重ね続けることを期待している。努力の積み重ねが成功につながることを常に心にとどめておいてほしい。」と、卒業生に激励の言葉を贈りました。

NTMAは2007年の開校以来、独自の奨学金制度を整え、家庭環境から大学に通うことが困難な学生に対しても大学進学の道を開き、世界で培ってきた船員育成の経験を活かし、フィリピンの状況に合わせた基礎学力を向上させる独自のプログラムと乗船実習などにより質の高い船員の育成を図っています。また、NTMA は2011年8月、国土交通省が創設した機関承認制度で海外における日本初の船員教育機関校としての認定を受けるなど商船学校として高い評価を得ています。

 
写真左から
TDG会長 ロベルトC.デルガド
労働雇用庁次官  シリアコ ラグンザッド 3世
最優秀卒業生 Jaymar B.Baguidudol
当社代表取締役社長 内藤忠顕

NTMA卒業生は海技免状の取得後、当社グループ運航船に三等航海士、三等機関士として乗船し、ハイリスク船を含めた運航船で船長、機関長を目指していきます。2011年9月卒業の第1期生から今回の第6期生までの累計卒業者数は671名に達し、第5期生までの大半が当社グループ運航船で航海士または機関士として活躍しています。

当社は今後も、当社グループ船員の中核となる幹部候補を育成すべく、フィリピン人船員のさらなる「質」と「量」の向上を図っていきます。

【NYK-TDG MARITIME ACADEMY概要】
開校日 :2007年6月3日
規模 :学生(募集定員数)航海科  60名 / 機関科 60名 
         1学年計 120名  職員 約70名
場所 :マニラ近郊カランバ市カンルーバン
           (マニラ市内から車で約1時間)
システム :3年間の講習と1年間の乗船実習の4年制
理念 :学生個々の人格形成と実践的な海事技術の習得を中心にした世界に通用する船員の高等教育を行う。

(注)トランスナショナル・ダイバーシファイド・グループ
1976年に現会長のデルガド氏により設立された企業グループで、船舶代理店業と船員供給・教育事業に加えて、航空事業や物流事業を行う。当社とは、設立当時から協力関係にある。

以上

掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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