グローバル・ロジスティック・プロパティーズ/2017年度第2四半期決算、純利益が52%増加 物流不動産・施設 2023.06.17 グローバル・ロジスティック・プロパティーズ2017年度第2四半期決算-純利益が52%増加引き続き需要が堅調 2016-11-09 [1] 記載がない限り、すべての為替レートは2016年9月30日終値。1米ドル=101.08円2017年度第2四半期の純利益はファンド・マネジメント・プラットフォームの拡大により前年同期比52%増加 2017年度上期のNOI(営業純利益)は前年同期比7.5%増加 6,300万米ドル(約63億6,804万円[1])の開発利益;2017年度開発目標の2億米ドル(約202億1,600万円)の達成に向けて順調に推移 25%増加 ; 120億米ドル(約1兆2,129億6,000万円)の追加投資枠を保有 2017年度第2四半期:2016年7月1日~9月30日 100万米ドル 2017年度 第2四半期 2016年度 第2四半期 増減 2017年度 上期 2016年度 上期 増減 収入 214 189 13% 420 379 11% 純利益/PATMI(税引後最終利益) 173 114 52% 376 382 (2%) 中核利益 [2] 152 119 28% 298 255 17% 中核利益(再評価益を除く)[2] 68 44 53% 137 101 36% 【シンガポール、2016年11月8日】先進的物流施設のリーディングプロバイダーであるグローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッド(以下「GLP」)は、2016年9月末(2017年度第2四半期)までの3カ月間の決算において、純利益(PATMI)が前年同期比52%増加したことを報告します。これはGLPのファンド・マネジメント・プラットフォームの継続的な拡大が寄与するものです。 GLPの最高経営責任者であるミン・メイは、「我々はオペレーション、開発、そしてファンド・マネジメント部門での経常利益において好調な業績を残すことが出来ました。GLPの事業は国内消費の長期的且つ構造的なポジティブトレンドに下支えされています。GLPは厳正な投資方針を維持しており、本年度中に更なるキャップレートの低下があるとみています」と述べています。 2017年度上期の純利益(PATMI)は、為替差損により前年同期比2%減少の3億7,600万ドル(約380億608万円)でした。コアベース(経常的に発生しない項目の控除・調整後)の2017年度上期の純利益(PATMI)は、中国の好調なオペレーションとファンド・マネジメント・プラットフォームの継続的な拡大により前年同期比17%増加しました。 オペレーション・ハイライト2017年度上期におけるGLPグループのNOI(営業純利益)は、前年同期比7.5%増加しました。GLPの平均稼働率は中国の高稼働率により、2017年度第1四半期から1%上昇し、92%となりました。グローバル・ベースでリーシング需要は堅調で、2017年度第2四半期には、前年同期比21%増の330万㎡の新規および契約更改の賃貸借契約が締結されました。また、グループ全体の契約更改時の賃料は、米国および中国での実績が牽引して前年同期比11.3%上昇しました。契約継続率は2017年第1四半期より2%上昇し、73%となりました。 中国におけるGLPの稼働率は、2017年度第1四半期の86%から87%に上昇しました。中国でのリーシングは、短期的にも堅調を維持すると見ています。また、中国マーケットの中・長期的見通しはEコマースや先進小売業などの力強く長期的な牽引により引き続きポジティブです。 日本と米国の稼働率は、98%および94%と高稼働で、実質賃料もそれぞれ前年同期比19.6%と4.5%上昇しました。ブラジルの稼働率は89%で引き続き堅調を維持すると見られます。2017年度第2四半期はブラジルと米国の平均キャップレートはそれぞれ25ベーシス・ポイントと7ベーシス・ポイント低下しました。 開発ハイライトGLPは、2017年度第2四半期は主に中国において、4億5,900万米ドル(約463億9,572万円)の開発案件を着工し、4億2,800万米ドル(約432億6,224万円)のプロジェクトを竣工しました。GLPは厳正な投資方針を維持し、堅調な需要と供給が限定的な地域(立地)に注力します。2017年度第2四半期の中国における新規開発案件は平均稼働率が92%に達するマーケットに立地しています。 2017年度第2四半期の開発利益(税引前)は6,300万米ドル(約63億6,804万円)となり、2017年度通期の開発利益目標である2億米ドル(約202億1,600万円)[3]の64%を達成しました。2017年上期の開発マージン[4]は30%となっています。 ファンド・マネジメント・ハイライトGLPのファンド・マネジメント事業は毎年継続的に成長する非常に重要な経常的収入源の一つです。2017年度第2四半期のファンド・マネジメント・フィー収入は前年同期比25%増の4,700万米ドル(約47億5,076万円)でした。約260億米ドル(約2兆6,280億8,000万円)の投下資本により、AM・PM業務報酬は3,100万米ドル(約31億3,348万円)、開発業務報酬は1,600万米ドル(約16億1,728万円)を計上しました。GLPのファンド・マネジメント・プラットフォームには120億米ドル(約1兆2,129億6,000万円)の未消化資本枠があり、今後も追加のファンド・マネジメント・フィー収入を生み出します。 GLPの380億米ドル(約3兆8,410億4,000万円)の運用資産プラットフォームには15の機関投資家が投資しています。GLPはファンド・マネジメント事業により開発利益を現金化し、資本の再利用を推進します。GLPとの共同投資を望む機関投資家からの需要は依然として根強く、戦略的な事業拡大のためにファンド・マネジメント・プラットフォームを引き続き活用していきます。 2016年9月にGLPは米国での第3番目となる11億米ドル(約1,111億8,800万円)相当の物流施設ポートフォリオを取得することを発表し、同ポートフォリオに対するファンドシンジケーションは機関投資家の旺盛な需要から募集超過となりました。2016年12月には、共同投資家との契約締結が完了する予定です。[5] キャピタルマネジメント・ハイライトGLPは2016年9月時点で18億米ドル(約1,819億4,400万円)の現金残高を保有し、純負債比率は15%(ルックスルー・ベースで27%)です。GLPグループは現地通貨で資金調達するナチュラル・ヘッジ(近い将来における追加の人民元建て債券の発行を含む)を基本方針としています。 GLPのシンガポール財務報告基準の簿価による純資産価値は年率で6%増加し、一株当たり2.66シンガポールドルになりました。 純資産価値の増加は開発とNOIの増加による価値の上昇が主な 要因です。シンガポール財務報告基準の簿価GLPのファンド・マネジメント・プラットフォームの全価値と、近い将来の開発マージンの全価値創造を含みません。 本資料は、グローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッド(シンガポール)11月8日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳・編集したものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先します。http://www.glprop.com/press-releases/(link is external)をご参照ください。 以上 [1] 記載がない限り、すべての為替レートは2016年9月30日終値。1米ドル=101.08円[2] 中核利益は、開発利益(GLPとして経常的に発生する利益の源泉)およびNOI増加に関連する再評価変動分を含む。比較を可能にするため、中核利益は、キャップレートとディスカウントレートの変動調整、為替損益および売却損益に関連する再評価変動分などの経常的に発生しない項目を控除・調整した数値。詳細は2017年度第2四半期の決算補足資料のP11を参照。[3] 竣工見込みの8億米ドル(GLP持分)(約808億6,400万円)と安定稼働による25%の開発利益マージン目標に基づく。[4] 今決算期間中に安定稼働化した物件を対象に、安定稼働までに認識した開発利益の合計と開発コストを基に開発利益マージンを測定。[5] シンジケーションは、投資家それぞれの自国および米国(該当する場合)で慣行的規制に対する承認を得ることを条件とする。 グローバル・ロジスティック・プロパティーズについて(http://www.glprop.com/(link is external))グローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッド (GLP) は先進的物流施設のグローバルリーディングプロバイダーです。2016年9月30日時点で、GLPグループは、中国、日本、ブラジルおよび米国で国内消費を支える5,200万㎡(5億6,100万平方フィート)規模の物流施設ポートフォリオを運営しています。GLPの4,000社もの顧客には世界の主要な製造、小売り、3PL会社などを含みます。GLPの380億米ドルのファンド・マネジメント・プラットフォームは成長を促進する主要な要素です。なお、GLPはシンガポール証券取引所のメインボードに上場しています(株式コード: MC0.SI;Reuters ticker: GLPL.SI; Bloomberg ticker: GLP SP)。