ウイングアーク1st/ECサイトの受注拡大を支える「倉庫管理システム」の核に帳票基盤ソリューション「SVF」を採用 物流システム 2023.06.17 ECサイトの受注拡大を支える「倉庫管理システム」の核に帳票基盤ソリューション「SVF」を採用 1日20種類以上出力されるラベル伝票の帳票設計を内製化し、カスタマイズコストを削減 ウイングアーク1st株式会社 ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:内野 弘幸)は、株式会社ロコンド(本社:東京渋谷区、代表取締役社長:田中 裕輔、以下、ロコンド)が、ECサイトの受注拡大に伴い「倉庫管理システム(WMS)」に帳票基盤ソリューション「SVF」を採用したことをお知らせします。 【ロコンドについて】 ロコンドは、靴とファッションを中心としたECサイトの運営企業です。1,000以上のブランドと提携し、ECサイトで提供するほか、最近では、リアル店舗配送や店舗システム開発、総合店舗運営などにも注力しています。即日出荷の送料や、サイズ交換・返品もすべて無料で、「お客様に満足いただけること」を追求し、試着サービスやコンシェルジェなど、ECサイトにおいても「最高のサービスを提供すること」を推進しています。 【導入の背景】 ロコンドは、ECサイトによる受注拡大に伴い、商品の在庫量が80万点を超えました。 受注商品は、商品を梱包した箱に添付する商品ラベル、ピッキングリスト、送り状、納品書、それらをセットにした一体型伝票など、20種類以上の伝票が毎日大量に出力されています。 取扱商品の拡大や変更とともに、これらの伝票類のレイアウトやテキストの修正も発生しますが、伝票類の修正を業者に委託すると、1件あたり20~30万円の費用が発生していました。伝票類の帳票設計を内製化することをはじめ、倉庫業務の効率化を目指し、倉庫管理システム(WMS)の刷新を決定しました。 【導入の効果】 2016年3月、ロコンドは新WMSの本番運用を開始しました。帳票エンジンとして組み込まれたSVFにより、帳票フォームの設計からレイアウト変更まですべての作業を内製化し、大幅なコストダウンを実現するとともに倉庫業務の効率化を実現しました。 SVFを導入した効果として以下があげられます。 旧システムの帳票からレイアウトを取り込み、ドラッグ操作でサイズを調整するなど、SVFX-Designerを利用して簡単に実現できた。 追加コストや工数を考えることなく、必要な帳票を迅速にビジネス現場に投入することが可能となった。 帳票のデザインワークを担う部分をWMS本体から分離することにより、構築・運用の切り分けが明確となった。 各種プリンターに対応したドライバーの準備も含め、多くの部分をSVFで構築が実現。結果、半年程度のタイトなスケジュールで開発作業を終え、システムをカットオーバーできた。 【今後について】 今後、刷新されたWMSをベースに倉庫業務のさらなる自動化を推進していく計画です。例えば、現在はラベルプリンターから出力された商品シールを手作業で貼付していますが、商品の梱包を含めた工程をロボット制御にするなど、将来的にすべて自動化したいと考えています。 また、セキュリティ強化の観点から、クラウド化への取り組みなども検討していく予定です。 <ロコポート 運営企画・管理 アソシエイトマネージャー志村卓也様 コメント> 「少子高齢化による働き手不足が問題視されていますが、私たちの倉庫でもその影響が表れ始めています。特に私たちの倉庫は取扱商品も在庫量も多く、工程が複雑なだけに、今のうちから先手を打って省力化を進めていく必要があります。帳票システムだけにとどまらず、そうしたロボット化を含めたソリューション紹介なども行ってくれることを期待しています」 ■事例紹介 http://www.wingarc.com/product/usecase/detail.php?id=199