豊田通商/ケニアにおける完成車物流会社の設立に合意 物流全般 2023.06.17 ケニアにおける完成車物流会社の設立に合意~完成車輸入が拡大する東アフリカでサービスを開始~ 豊田通商株式会社(以下、豊田通商)は、Bollore Transport&Logistics Kenya Limited(以下Bollore社 *1)、日本郵船株式会社(以下、日本郵船)と共同でケニアにおける完成車物流会社Bollore NYK Auto Logistics Limitedの設立に合意しました。8月下旬、Bollore社のエリック・メレット(Eric Melet)Managing Director、日本郵船の力石晃一代表取締役専務、豊田通商の服部孝専務取締役らはケニアで行ったセレモニーへ出席、また同時期に開催された第6回アフリカ開発会議のMOU記念式典(*2)にも参加しました。 経済成長が続くケニアでは完成車の輸入拡大が見込まれ、また東アフリカ諸国におけるゲートポートとしての役割も期待される中、Bollore NYK Auto Logistics Limitedはケニアのモンバサ港で車両保管、通関サービス、内陸輸送、PDI(*3)などのサービスを年内に開始する予定です。 また、豊田通商は2016年3月に仏複合企業ボロレグループの中核会社Bollore S.A.とアフリカおよびその他地域での協業を目指す包括的協業意向書(Letter of Intent)を締結しました。以降、両社の確固たる事業基盤を基に、インフラ事業および物流事業を含むさまざまな事業での協業体制を構築し、両社のアフリカでのビジネス基盤をより強固なものにするべく、協議を進めています。 Bollore社と豊田通商がさまざまな事業展開を通じて蓄えた知見・ノウハウと、日本郵船が世界各地で培ってきた完成車物流の豊富な経験と技術を融合させた3社の戦略的パートナーシップにより、Bollore NYK Auto Logistics Limitedは成長著しい東アフリカにおけるゲートポートで高品質なサービスを幅広いお客さまへ提供していきます。 *1 Bollore Transport & Logistics Kenya Limited フランスに本社をおくBollore Transport&Logistics社の子会社で、総合物流業を行う。 *2 第6回アフリカ開発会議のMOU記念式典 2016年8月27日から2日間、ケニアで開催された日本政府主催の第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)の中で、日本企業などがアフリカ諸国などとMOUを署名することを記念する式典。当日は安倍晋三内閣総理大臣、ケニヤッタ・ケニア大統領をはじめとする各国政府首脳の立ち会いのもと、日仏企業によるアフリカ進出プロジェクトとしてBollore NYK Auto Logistics Limited設立が紹介された。 *3 PDI(Pre-Delivery Inspection) 完成車の納品前点検・補修・部品補給サービス。