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ヤンマーホールディングス/中小型建機ビジネス拡大に向け欧州企業の買収が完了

SCM・製造拠点 2023.06.17

中小型建機ビジネス拡大に向け欧州企業の買収が完了

 ヤンマーホールディングス株式会社(本社:大阪市、社長:山岡 健人)は、Terex Corporation(本社:アメリカコネチカット州ウエストポート、CEO:John L. Garrison、以下 Terex社)が保有していた欧州における中小型建設機械事業会社Terex Compact Germany(ドイツ クライルスハイム市)社、および関連する一部事業の買収を10月1日付(ヨーロッパ中央時間)で完了しました。

 買収内容には、Terex社が欧州で展開していたホイルローダーや油圧ショベル、ホイル型の油圧ショベルなど各種建設機械の製造・販売事業にくわえて、ドイツのクライルスハイムにある製造・販売・開発施設、ローデンベルグのパーツディストリビューションセンターが含まれています。なお買収額は約6,000万USドルです。

 今回の買収により、両社が保有する販売・サービスネットワークは海外主力市場の欧米において、大幅に拡大します。そして両社の商品開発・製造ノウハウを総合的に活用することでお客様ニーズに基づく商品ラインアップの拡充が可能となりました。これにより、現在約300億円の海外建機事業の売上高を2020年に約800億円へと飛躍的に増大させていきます。そして、ヤンマーグループ建機事業全体としては、中期的に約1,300億円へとビジネスを拡大させる計画です。これによりヤンマーグループは、今後も世界の中小型建設機械市場において積極的にビジネスを展開していきます。

 ヤンマーホールディングス株式会社 代表取締役社長 山岡健人
 「今回、ヤンマーグループの中小型建設機械ビジネスの拡大に向け、欧州を中心とした強い販売網とドイツの名門Schaeffの系譜を引く優れた品質の製品群を持つTerex Compact Germany社の買収契約締結に至りました。これによって、ヤンマーグループの中小型建設機械の製品ポートフォリオは飛躍的に拡充します。このたびの契約締結により、ヤンマーグループの建設機械ビジネスが大きく成長していくことを確信しています。」

 Terex Compact Germany GmbH General Manager Peter Hirschel
 「このたび、ヤンマーグループの一員となったことは、我々にとってとても大きな名誉だと感じています。ドイツにおける小型建機市場は競争が激しいですが、長期的な成長を狙うための理想的な状況が整いました。Terex Compact Germanyとヤンマーグループは、互いに競争力のある製品ポートフォリオと優れたディーラーネットワークを持っています。両社の強力な連携により、今後すべての顧客、販売店、社員にとって大きな利益をもたらしていきます。」

<ヤンマーについて>
 1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功しました。以来、産業用ディーゼルエンジンを事業の柱とし、さまざまな市場へ商品・サービス・ノウハウを融合したトータルソリューションを提供する総合産業機械メーカーです。小型エンジン、大型エンジン、農業機械・農業施設、建設機械、エネルギーシステム、マリン、工作機械・コンポーネントの7事業を有し、グローバルにビジネスを展開しています。
 「自然と共生し、食料生産とエネルギー変換の分野でお客様の課題を解決するとともに、未来へつながる社会とより豊かな暮らしへの貢献」をミッションステートメントに掲げ、世界の「都市」「大地」
 「海」の事業フィールドで、資源循環型社会”A SUSTAINABLE FUTURE”実現への貢献を目指しています。
 詳しくは、ヤンマー株式会社ウェブサイトhttps://www.yanmar.com/jp/about/をご覧ください。

<Terex Compact Germanyについて>
 Terex Compact Germany GmbHは、ドイツを中心に小型建設機械の開発・製造・販売を手がけており、75年以上もの歴史のある会社です。30年以上にわたり、ドイツ・クライルスハイムに本拠を構え事業展開を行ってきました。当社で製造している油圧ショベルは、掘削アームの上部に取り付けられた、独創的な油圧シリンダーのデザインを特徴としています。この特徴的なデザインは建設機械業界に技術革新をもたらしています。我々は常に顧客とともにあり、幅広い販売・サービスネットワークを展開しています。今後もTerex Compact Germanyは顧客の仕事を支え、顧客とともに、より良い未来を築いていきます。

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