当社はこのたび、米国の大手焼結部品メーカーであるKeystone Powdered Metal Company（本社：米国ペンシルバニア州、以下Keystone社）を買収することを決定しましたので、お知らせします。

当社は、米国の大手焼結部品メーカーであるKeystone社を買収することを決定しました。住友電工100%出資の米国子会社であるSumitomo Electric U.S.A. Holdings, Inc（本社：米国ニューヨーク州、社長：賀須井　良有、以下SEUHO社）と、SEUHO社が設立する特別目的会社およびKeystone社との間で買収契約を締結し、特別目的会社とKeystone社（存続会社）を合併させることで、SEUHO社がKeystone社の全株式を取得します。なお、買収の手続完了は、本年9月末を予定しています。

住友電工グループの焼結部品事業は、住友電工焼結合金株式会社（本社：岡山県高梁市、社長：林　哲也）をマザー工場としてグローバルに展開しており、日系メーカーを中心に自動車、エアコン、部品メーカー等に各種製品を提供しています。このたびの買収により、米国系自動車メーカーおよび部品メーカーへの販路拡大を図り、米国におけるプレゼンスを向上させ、更なるグローバルビジネスチャンスの獲得を目指します。

Keystone社の概要

以上

＜参考資料＞

焼結製品の基本製造工程（1.5MB）

焼結部品

「焼結部品」は複数の金属を微細な粉末の状態で焼き固める（＝焼結）「粉末冶金法」で製造する機械部品のこと。金属を溶かして方に流す「溶解」やたたいて加工する「鋳造」と比較して複雑な形状に加工しやすいことから、自動車のエンジン部品・駆動系部品・電装部品からエアコン部品等に幅広く使用されています。