レンゴー/大阪の淀川工場閉鎖など段ボール原紙生産体制を再構築 SCM・製造拠点 2023.06.17 段ボール原紙生産体制再構築に関するお知らせ 当社は、事業構造の改革を進め成長戦略を加速するため、平成28年2月2日開催の取締役会において、淀川工場の閉鎖を含む、当社グループ全体の段ボール原紙生産体制の再構築を決議いたしましたので、お知らせいたします。 記 1.段ボール原紙生産体制再構築の理由 当社グループは国内において、当社直営5工場ならびに連結子会社である丸三製紙株式会社を含め6工場で段ボール原紙(ライナ原紙および中芯原紙)の生産を行っておりますが、経営資源の有効活用を推進し、収益力の一層の強化を図るため、当社 淀川工場(大阪市福島区)を閉鎖し、段ボール原紙の生産拠点を5工場に集約することといたしました。 淀川工場は当社グループにおけるライナ原紙生産拠点の1つでありますが、抄紙機の導入から40年以上が経過して設備の老朽化・旧式化が進み、ライナ原紙の薄物化をはじめとする今後の潮流に対応することが難しくなる中、淀川工場を存続させる場合に今後必要となる設備の維持・更新投資等も考慮し、今般、同工場の2年後の閉鎖を決定したものです。 淀川工場の閉鎖に先立ち、当社 金津工場(福井県あわら市)で現在中芯原紙を生産している抄紙機を、ライナ原紙も併抄可能な設備へと改造することにより、当社グループ内における中芯原紙とライナ原紙の生産比率の見直しを行い、需要に見合った最適な生産体制の構築を進めてまいります。 淀川工場が生産している段ボール原紙については、金津工場を含む他工場へ生産移管することにより、引き続き供給責任を果たしてまいります。 2.淀川工場の概要 名称:レンゴー株式会社 淀川工場 所在地:大阪府大阪市福島区大開4-1-186 敷地面積:43,906m2 事業内容:段ボール原紙(ライナ)の製造 従業員数:58名(正社員;平成28年1月1日現在) 3.淀川工場閉鎖の日程 平成30年3月末(予定) 4.今後の見通し (1)閉鎖する淀川工場の従業員の処遇については、雇用の維持を前提に、他事業所への配置転換等により対処いたします。 (2)淀川工場の土地、建物および機械設備は、売却を含む活用方法を検討いたします。 (3)現在、当社グループにおいては段ボール原紙の生産余力があり、淀川工場の閉鎖後も、段ボール原紙の生産量、販売量が現在より減少することはないと試算しております。なお、本件の実施にあたりましては、お客様をはじめ、関係各所にご迷惑をおかけすることがないよう、万全を期してまいります。 (4)本件に伴う連結業績への影響は、平成30年3月期以降に生じることとなります。重要な影響が生じることが判明した際には、速やかにお知らせいたします。 以上